温水が循環して、足元から暖めてくれる
床暖房は、住まいをまるごとやさしいぬくもりで包みこんでくれます。
天井の近くから温風を吹き出すので足元がなかなか暖まらず、顔だけがほてってしまいます。空気も乾燥するのでカサカサお肌の原因に。また加湿するとカビが繁殖しやすい環境にもなります。
低い位置から温風を吹き出すので即暖性はありますが、ハウスダストを舞い上げてしまいます。風邪が直接当たる不快感もあり、こまめな換気が必要です。
暖まった空気は自然に上部へ昇ってしまうため、天井周辺は暖かくても足元がなかなか暖まりません。燃焼によって空気も汚れてしまい、こまめに換気する必要があります。
電気カーペットは伝導式なので、直接触れていないと暖かさが得られず、エネルギーロスも大。床暖房と電気カーペットは同じものと思われている方もいますが、実はまったくタイプの異なる暖房なのです。
室温16〜18℃でも
部屋全体がヌクヌク!
結露も抑える!
人は室温だけでなく、床や壁から受ける放射熱の量でも暑さ・寒さを感じます。床暖房は床を暖めるだけでなく壁や天井を同時に暖め、そこからのふく射熱が体に吸収されるので、室温が16〜18℃と低くても充分な暖かさが得られます。また、室温が抑えられるので、室外との温度差が少なく、結露の発生を抑えます。
図:暖房器具を設置した部屋の温度を高さ別に測定。エアコンでは天井から床にいくにつれ温度が下がっていくのに対し、床暖房では足元から暖かく、しかも頭の先まで均一に温度がひろがっていることがわかります。
足元から暖まるから
冷え性にも効果的!
床暖房は床表面温度を約26〜30℃に保ちます。床に触れることで足は直接暖められ、血行が良くなります。つらい冷え性を和らげる効果がある床暖房は、女性やお年寄りにもうれしい暖房なのです。
図:ソファに腰掛けた女性の足元付近の温度分布を暖房開始1時間後に測定。床暖房では床と足全体の温度が高くなっています。
燃焼しないから安心、
空気もクリーン!
温風で温める暖房器具のように、チリやホコリを舞い上げることはありません。ハウスダストや花粉などのアレルギーでお悩みの方にも安心してお使いいただけます。
冬は特に、大気中の水分量が減っています。体温と外気の温度差も激しいうえに、室内では暖房器具を使用しています。暖房器具を使うことで室温は上昇しますが湿度は低下し、乾燥の原因のひとつとなっています。
床暖房は温水で暖めるので空気の乾燥が防げ、女性にも喜ばれています。